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書評『秀丸エディタ超活用術』

[表紙: 編集者・執筆者のための秀丸エディタ超活用術]『編集者・執筆者のための秀丸エディタ超活用術』
西谷 能英 著、翔泳社、2005年9月、2,079円)

プロの編集者・執筆者にはワープロではなくテキストエディタが最適という観点から、カスタマイズ性と拡張性に優れたテキストエディタの雄「秀丸エディタ」の活用法を解説した本。

著者の「エディタはテキストファイルを作成し、編集するためのツールであることに変わりはない。まずは高機能エディタを使い、その良さを満喫してしまえば、二度とワープロに戻る気にはなれないはずである」(p.11)という言葉には、多くの人がうなずくのではないだろうか。

実は私も長年にわたる秀丸ユーザーだ。本や雑誌の原稿だけでなく、それこそ単なるメモの類から(X)HTMLCSSXMLアプリケーション、PerlPHPに至るまで秀丸を使って書いている。特に編集者など第三者とのやり取りを要する原稿は、これ以上の汎用性はないというシンプルなフォーマット、つまりテキストファイル(.txt)で作成するのが当たり前だ。

この本の核は「正規表現」と「マクロ」を説明した第6章である。これらは複雑でディープな機能だと億劫になりがちだが、校正作業の効率化のためには不可欠といってよい。それに、慣れてしまえばどうということはない。マクロの作り込みにはそれなりに時間がかかるが、本書の付録CD-ROMには秀丸用の「表記統一マクロ」が用意されているので、それをベースにカスタマイズすればよいだろう。

正規表現とマクロを利用することで、「用語・表記の統一」「漢字・仮名づかいの統一」「全角・半角の操作」「行頭のスペースの操作」など面倒で退屈な処理を自動化できる。さらに、文章を書くときにちょっとだけルールを決めておけば、マークアップすら自動化できるのだ。

余談だが、私が秀丸を使い続ける理由として、マクロのほかに「grep機能」「ファイルタイプ別の設定」などがある。grepというのは、あるファイルから任意の文字列を抽出する機能だ。たとえば「原稿」というフォルダ内のすべてのテキストファイル(*.txt)から「アクセシビリティ」という文字列を抽出することができる。テキストファイルだけでなく(X)HTMLなど他のファイル形式も検索対象にしたい場合は、拡張子にもワイルドカードを指定すればよい(*.*)。

本書で新たなマクロの定義方法をいろいろと学んだので、作業効率の向上のために試してみたいと思う。インストール手順や動作環境の整備なども説明されているので、他のエディタから乗り換える人も安心だ。

Posted on 2005-10-16T01:58+09:00 | Category: 書評

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