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Googleの株主への姿勢

梅田望夫さんの人気ブログのエントリー Googleをめぐる2004年の総括によれば、英語圏においては、Google Adsense で生計が立つ人が増えているらしい。

19歳のJonが1日4-5エントリーして集める月20万ユーザのサイトで、収入は5000ドル/月以上だそうだ。Amazonや他のショッピングサイトのアフィリエイトで、月に2万ドル稼ぐ24歳のBenjaminもいるらしい。

さて本題。梅田さんは上記エントリーで、Googleの株主に対する姿勢についてとてもわかりやすく説明している。

もっとはっきり書けば、こういうことだ。「圧倒的にすぐれた俺達に任せて、何もわからんお前たちは黙ってろ、株を10年持ち続けていれば絶対に儲けさせてやるから、短期で株が下がってもガタガタ言うな」というのが、Googleの株主に対する姿勢である。姿勢だけならばまだよいのだが、その姿勢を、「創業者が一般株主と違う種類の株式を持つ(議決権が10倍)」ということで制度化・固定化してしまったところに大問題がある、と僕は相変わらず考えている。本欄で何度も指摘したGoogleのこうした「ガバナンス構造の新しさ」ゆえの潜在的リスクは、これから長期的にGoogleを眺めていく上で忘れてはならないことだと思う。

私はこのようなGoogleの挑戦的な姿勢に好感をもっており、心のなかでずっと応援し続けている。梅田さんの指摘のとおり、新しいガバナンス構造ゆえのリスクが存在するが(ただしダウ・ジョーンズなどの先例あり)、それも含めて投資家は「買う」「売る」を決めるわけだから、それほど大きな問題ではないと考えている。

なお、Google の株主に対する姿勢について、詳しくは本ブログのGoogleの挑戦状で、GoogleがIPOの際にSECに提出したForm S-1に書かれた「オーナーズマニュアル」を要約・翻訳したので参考にして欲しい。

Posted on 2004-12-16T15:39+09:00 | Category: Webトレンド

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