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検索ポータルの囲い込み戦略 3

[画像: Microsoft次期OS「Longhorn」]

(以下、前々回前回からの続き)

検索技術については当面、「デスクトップ検索」と「画像検索」が焦点のようだ。MicrosoftとAppleは、次期OS(「Longhorn」と「Tiger」)でのデスクトップ検索の機能強化を確約している。

たとえばTigerに搭載予定のデスクトップ検索機能「Spotlight」では、ファイル名だけでなく、ファイル内に含まれるテキストやファイル作成者名でも関連ファイルをリストできるようである。

私は現在、ファイル内に含まれるテキストについては「秀丸」のGrep機能を使って収集しているが、デスクトップ検索でさまざまなかたちでファイルをクロスリファーできるならありがたい。

OS供給会社だけでなく、Googleなどもデスクトップ検索アプリケーションの開発に取り組んでいる。さまざまな属性検索で有名な米AskJeeves(日本ではあまり知られていない)が、デスクトップ検索技術ベンチャーの米Tukarooを買収したのも記憶に新しい。

OS供給会社以外は、おそらくアプリケーションを無料のアドウェア(広告が表示されるソフトウェア)で提供するかたちになるだろう。具体的には、キーワードに関連した広告を表示する「ペイドリスティング広告」(GoogleアドセンスやOvertureなど)の技術が援用されると考えられる。

アプリケーションのスタイルとしては、OS供給会社は自由に構築できる立場にあり、大きなアドバンテージを有している。OS供給会社以外は ブラウザバンドル型ではツールバーとのコンビネーション、単体型ではタスクバー常駐(あるいはWindowsであればアクティブデスクトップとのコンビネーション)というのがありうべきスタイルとなるだろうか。

個人的には、もう一方の焦点である画像検索のほうにより興味がある。米パデュー大学のKarthik Ramani氏が独自の画像検索技術を開発したが(画像検索エンジンへの期待参照)、日本ではキヤノンやリコーが類似画像検索技術の開発に取り組んでいる(リコーはすでに「VISMeister」という製品を発売済み)。

画像検索には、静止画検索、動画検索、データベース機能の向上といったテーマがあるようだ。データベース機能については、リコーの「VISMeister」もそうだが、SOAPなどのXMLアプリケーションを利用することで、プラットフォームに依存しないシステム構築が可能である。

このような画像検索技術は、理論的にはWeb検索技術と組み合わせて応用できる。Web検索とデスクトップ検索の両面で「画像検索技術」がキーファクターになるのは間違いないだろうし、WWW全体を対象とした画像検索が実現する日は決して遠くないと考えている。

CNET Japan「Tiger vs Longhorn--新OSではデスクトッ...
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623...
Japan.internet.com「Google、パソコン上のファイル検...
http://japan.internet.com/wmnews/20040520/12.html
INTERNET Watch「米AskJeeves、デスクトップ検索技...
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/06...
キヤノン「類似画像検索技術」
http://web.canon.jp/technology/detail/software/image_...
リコー「VISMeister」
http://www.ricoh.co.jp/vismeister/

Posted on 2004-07-26T12:27+09:00 | Category: Webトレンド

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