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モノクロームの世界

最近、理由(わけ)あって、Webページの視覚的意味論(Visual Semantics)をあれこれ考えている。色覚障害者(Color Blindness)への色表現、テキストブラウザや音声ブラウザでの代替表現などだ。

色弱・色盲については、どの色が識別できて(しやすくて)、どの色が識別できない(しにくい)かは、一定の傾向はあるものの人によって千差万別のようである。ただ、ページをモノクローム(グレースケール)にしたときに各情報(テキストなど)が識別できれば、ひとまず問題ないとのことである。

ページをモノクロームにするには、IE 4.0以降であればビジュアルフィルタのfilter: Gray()を使うのが最も簡単である。

body { filter: Gray() }

これだけで、ページ全体が以下のようにモノクロームになる。

[スクリーンショット: カラー[スクリーンショット: モノクローム

ページをキャプチャーし、画像エディターでモノクロームにしてチェックする方法もあるが、いずれの方法でもよいので自分のサイトをモノクロームでチェックしてみよう。なお、filter: Gray()による方法は、ユーザースタイルシートでも簡単に利用できるので、試してみるとよい。

テキストブラウザや音声ブラウザでの表現については、各種アクセシビリティ・チェッカーを利用してチェックするのがまず基本になる。オンラインで利用可能なチェッカーとしては、Another HTML-lint(X)HTMLソースを文法面だけでなくアクセシビリティの観点からもチェックしてくれる)が有名である。

ほかにも、総務省のウェブヘルパー ASP版XHTML未対応。ただし、チェック可能な場合あり)や、W3CWCAG 1.0と米国リハビリテーション法第508条(U.S. Section 508)ベースでチェックできるBobbyを利用してもよいだろう。

テキストブラウザについては、Lynxw3mが有名である(w3mはテーブルにも対応)。どちらも無償でダウンロードできるので、利用してみるとよいだろう。

マルチメディアファイルのテキスト表現や音声表現、いわゆるクローズドキャプション(字幕)表現については、W3CSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language、スマイル)や、Microsoft社のSAMI (Synchronized Accessible Media Interchange、サミ)といった技術が今後普及していくと考えられる。興味のある人は調べてみるとよいだろう。

Posted on 2004-02-03T22:09+09:00 | Category: Webトレンド

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