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Webに重要な要素 1

[写真: the corner of bookshelf area]Webに重要な要素としてよく語られるのは、ユーザビリティ、アクセシビリティ、ナビゲーションだ。

あえて日本語にすると、ユーザビリティは「使いやすさ」(利便性)、アクセシビリティは「アクセスのしやすさ」(閲覧可能性)、ナビゲーションは「欲しい情報の見つかりやすさ」(情報誘導性)となる。

日本語からもわかるとおり、ユーザビリティはアクセシビリティとナビゲーションを包含する広い概念だ。どのような環境でも見ることができ(閲覧可能性が高い)、欲しい情報がすぐに見つかる(情報誘導性が高い)ならば、そのサイトは使いやすい(利便性が高い)ということになる。

だが私は、Webに重要な要素として「アカウンタビリティ」と「シンプリシティ」を加える必要があると思う。これら二つはあまり語られることがないが、アクセシビリティやナビゲーションと同じぐらい重要な要素だからだ。

アカウンタビリティはひと昔前に流行った言葉なので、ご存知の方も多いと思うが、日本語では「説明責任」と訳されることが多い。Webにそくして言えば、更新情報などをきちんと公開すること、たとえば、どのコンテンツを追加し、あるいはどのコンテンツを変更したかを明示することだ。

また、大容量のファイルをLZHやZIPなどに圧縮して公開し、ユーザーにダウンロードしてもらう場合には、そのファイルが何キロバイト(何メガバイト)かをきちんと明示しておくのも、アカウンタビリティの最たる例だろう。

アカウンタビリティがしっかりなされていないと、ユーザーはそのサイトに不信感を抱くことになるから、非常に致命的だと言える。企業が取引記録を集約して財務データとして公開するのと同じように、Webでも重要な更新履歴をきちんと公開する必要があるし、ユーザーの不安を取り除くための情報をきちんと明示する必要がある。

一方、シンプリシティについて、ビル・ジェンセン 著『シンプリシティ』(吉川明希訳、日経ビジネス人文庫、2000年)を思い起こす人もいると思うが、日本語で言えば「簡潔性」(簡単さ、平易さ、わかりやすさ)のことだ。

これはWebのコンセプト、デザイン、テクニック、コンテンツすべてに言えることだが、シンプルであることはすなわち、そのサイトの価値を高める。明確なコンセプトで、簡素なデザインで、簡易なテクニックで、平易なコンテンツ(文章)であれば、そのサイトは成功間違いなしだ。

また、Webの複数人管理という点から考えても、シンプルさによって作業の手間が減り、ミスが少なくなるというメリットがある。

(以下、次回に続く)

Posted on 2003-09-08T17:05+09:00 | Category: Webトレンド

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