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Webデザインの間違い 3

さて、前々回前回と扱ってきた「Webデザインの間違い」も今回で最後。

今回は、前回取り上げた記事よりもさらに3年古い、Alertbox「ウェブデザインの間違いトップ10」(1996年)を取り上げる。

前回で、「意識は技術よりも三歩遅れて進歩する」という言葉を引いたが、「三歩」ではなく「六歩」、あるいはそれ以上が正解かもしれない。1996年当時に指摘されていた間違いが、今もって解消されていないサイトが多いからだ。

1. フレームの使用

フレームはWebデザインの自由度を広げたと同時に、「ひとつの画面にひとつのページ」という慣習を破壊した。でも私は一概にフレームを使うのが悪いこととは思わないし、ページに統一感が生まれ、ナビゲーションが容易になることもあり、場合によっては望ましいとさえ思っている。

ただ往々にして、フレームを使う必然性がないのに、興味本位で使っている場合が多いのは事実だ。

2. 意味のない最先端技術の使用

最先端技術を使うと、ブラウザの動作が不安定になったり、強制終了することがある。これはユーザーにとって大きなストレスだ。もし使うとすれば、特定のページのみで、リンクの近くにその旨の注意書きをつけた上で使うべきだろう。

3. スクロールするテキスト、マーキー、動き続けるアニメーション

1996年当時はWebはまだ静的なメディア(static media)だったが、今は動的なメディア(dynamic media)だと一般に認知されているから、これらはそれほど大きな問題にはならないと思う。

ただし使い方が悪いと、見るに耐えないのは確か。特に、巨大な文字でうごめくマーキー、質の悪い(下手な絵の)アニメーションは、ご勘弁願いたい。

4. ややこしいURL

これも最近では解消されつつあるだろう。プロバイダ側でユーザーがシンプルなURLで登録できるよう努力しているからだ。

お恥ずかしい話ながら、私がまだPC初心者だったころ、あるWebサイトにアクセスしようとしたが、チルダ(~)の入力の仕方がわからなくてサジを投げたことがある(ひと昔前まで、個人サイトのURLには当然のようにチルダが含まれていた。今でも一部のプロバイダはチルダを含めている)。

ただ、URLに大文字と小文字を混ぜるのはよくないし、アンダースコア(_)やハイフン(-)もなるべくなら避けるべきだろう。

5. 孤立ページ

アクセスしたページがたまたま孤立ページ(トップページへのリンクやロゴがないページ)の場合、普通はURLから推測してトップページを探し出すが、辿り着けない場合もある。せっかくよい情報を公開していても、その主体が誰(どこ)なのか、他人がすぐにわからなくては...。う~ん、もったいない。

6. スクロールが必要な長いページ

横スクロールがNGなのは当然として、縦スクロールについては問題ないと思う。むしろ、ページを細切れにするよりも、多少長くてもひとつのページにまとめて欲しい。クリックで画面が切り替わると思考が分断されるということもあるし、プリントアウトするときに面倒だからだ。

大半のユーザーは、スクロールよりもクリックに抵抗がある。スクロールは今ディスプレイに表示されている画面の「続き」(連続)であり、クリックは他のページへの「移動」だからだ。当たり前だが、どちらのリスクが高いかと言えば、画面自体が切り替わる「移動」に決まっている。

こういう小さなことでも、ユーザーの不安感が惹起されたり、逆に軽減されたりするものだ。

7. ナビゲーション・サポートの欠如

Webの世界では、欲しい情報が容易に探し出せることを「ナビゲーションがよい」と言う。ナビゲーション・サポートの欠如とは、この逆で「ナビゲーションが悪い」という意味だ。自分のサイトは自分にとっては「既知」であっても、他人にとっては「未知」だという当たり前のことを、もう一度肝に銘じるべきだろう。

8. 非標準的なリンク色

リンク色は保守的であるべき。標準的なリンク色は青(#0000ff)だ。非標準的なリンク色がなぜダメなのかは最適なリンク文字色で詳しく説明したので、そちらを参照して欲しい。

9. 時代遅れの情報

これは私も耳が痛い。既存のページのメンテナンスは不可欠だが、ページが増えすぎるとなかなかままにならない。と、ここで言い訳しても仕方がないのだが...。とにかく、出来る限り情報をキャッチアップさせ、サイトの新陳代謝を活発にしましょう、あなたも私も。

10. 極端に長いダウンロード時間

ユーザーがページ表示をどれだけ待ってくれるかというと、「3秒」とも「8秒」とも「10秒」とも言われているわけだが、画像の圧縮処理、不要なタグの削除、表のシンプル化など、ダウンロード時間を短くする方法はいくつかある。なるべくその努力をしよう、ということ。ヘンテコなアニメーションを使うことでページを重くしてしまうのは論外。

* * *

以上、3回にわたって扱った「Webデザインの間違い」はいかがだったろうか。ドキッとする指摘もあれば、納得のいかない指摘もあったと思う。

これを機に、あなたのサイトをもう一度チェックして、反映できるところは反映しよう。大切なのは、これらの指摘をどのように捉え、活かし、克服していくかということだ。

Posted on 2003-08-25T11:10+09:00 | Category: Webトレンド

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